キレーション
(デトックス点滴療法)

キレーションは

  •  生活習慣病などによる心血管疾患のリスクを大幅に下げ
  •  代謝の向上と免疫力の強化による<老化防止>に作用し
  •  有害金属のもつあらゆるリスクに対抗する

有効な点滴療法です。

米国立衛生研究所が「糖尿病死亡率43%減少」を確認
キレーション(デトックス点滴療法)は、体外から入り込み、体内に蓄積された有害重金属を体外に排出し、血液を浄化する療法です。

米国立衛生研究所(NIH)は、このキレーションによって、糖尿病悪化による血管症状の発症率が41%減少し、糖尿病患者の死亡率が43%減少したことを検証した論文を2012年に米国心臓病学会で発表し、2013年には、『JAMA(米国医学会誌)』などに投稿しました。
これにより、キレーション(デトックス点滴療法)は、世界的な注目をさらに集めました。
*下記、コラム「最新医学情報」を参照してください。

キレーション

キレーション(デトックス点滴療法)とは、合成アミノ酸の一種であるキレート剤(EDTA)を点滴し、食物や空気中から自然に体内に蓄積される水銀・鉛・アルミニウムなどの有害金属を体外に排出する治療です。

有害金属とお聞きになって自分とは無縁だと思われる方も多いと思いますが、実は10人に8人は知らず知らずのうちに有害金属に汚染されているという研究発表があります。
さらにこの有害金属は放っておくと体内に蓄積され、実に多彩な悪影響を人体に及ぼします。

それでは、その有害金属とはいったい何なのでしょうか?

知らず知らずに蓄積される有害金属

有害金属とは身体にとって有害なミネラル(金属)を指し、これとは逆に身体に必要なカルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄分などの金属類を必須ミネラルと言います。

有害金属には代表的なものに水銀、鉛、ヒ素、アルミニウム、カドミウムなどがありますが、これらは普段の生活の中で水道水、加工食品、汚染された海域でとれた魚介類を口にする時や、プラスチック剤やペンキなどの有機溶剤、たばこの煙や自動車からの排気ガスなど、鼻や皮膚を通しても知らず知らずのうちに摂取しています。

さらに近年では環境汚染などがこの状況に拍車をかけており、また人々の食生活の変化(偏食など)や社会生活で抱えるストレスが有害金属の蓄積と、それが引き起こす危険な症状を加速させています。

身体に溜まった有害金属は毒性があり、人体に様々な悪影響を引き起こします。

体内の多くの酵素活性を阻害し、細胞の代謝が低下させるのもそうした悪影響の一つです。

それにより…

 タンパク質の合成分解障害
 DNA合成障害、細胞代謝低下
 免疫機能低下

 などが見られ、これらは「エネルギーの不足」「肌質の悪化」 を招きます。
また、活性酸素の増加で細胞や染色体を酸化し傷つけます。

それにより…

 発がんの誘発
 細胞の変性、壊死
 免疫機能低下

これらは老化をはじめ様々な病気の原因となります。

以上は有害金属の持つほんの一部の症状です。
以下にまとめました表をご覧いただきますと、有害金属がいかに多彩な悪影響を及ぼすか、またいかに私たちの生活の中で有害金属を体内に取り込む危険が身近に潜んでいるかがお分かりいただけると思います。

有害金属と有害金属が体に引き起こす症状

有害金属 汚染源 引き起こす症状
水銀(Hg) 魚介類、歯科治療用アマルガム、柔軟剤、防カビ剤 うつ状態、皮膚炎、眠気、しびれ、情緒不安定、認知機能不全、自閉症、注意欠陥多動性障害、頭痛など
鉛(Pb) 鉛管による水道水、排気ガス、土壌、塗料、殺虫剤、乾電池、たばこ 貧血、不安感、めまい、骨や筋肉の痛み、頭痛、情緒不安定、うつ、興奮、無気力、社会性の低下、 攻撃性、コミュニケーション能力や集中力の欠如など
ヒ素(As) 土壌、残留農薬、殺虫剤、排気ガス 易疲労感、手足の灼熱感、胃腸障害、食欲不振、下痢、嘔吐、肝臓肥大、発疹、皮膚炎、爪の変化、倦怠感、筋脱力、口内炎、脱毛、手足のしびれ
カドミウム(Cd) たばこ、排気ガス、汚染された食品、汚染された飲料水 脱毛、貧血、食欲不振、易疲労感、血圧上昇、神経過敏、腎臓障害、臭覚の喪失、息切れ、食欲不振、不妊症、機能的亜鉛欠乏症、倦怠感、体重減少など
アルミニウム(Al) 調理器具、食器、アルミ缶、アルミホイル、たばこ、殺虫剤、排気ガス アルツハイマー病、疲労感、頭痛、認知・運動機能障害、注意欠陥多動性障害、食欲不振、筋肉痛、けいれん、胃腸障害など
ベリリウム(Be) 大気汚染 呼吸器症状、皮膚障害
ニッケル(Ni) 喫煙、マーガリン、メッキされた金属など 無気力、疲労、下痢、不眠、皮膚炎

有害金属は病気とまではいかなくても、日ごろ感じている原因不明の慢性的な疲労やアレルギーや体調不良、また上記のような深刻な症状をも引き起こす、悪質な、そして身近に潜む物質であることがお分かりいただけたと思います。

上記のような問題を引き起こす有害金属を体外に排出することで免疫力の向上、代謝機能の回復に大きく貢献し、さらに血液の浄化・血流の増加などによって日常生活で生じる生活習慣病や心血管疾患への強力な対抗手段となり得るのが 「デトックス療法」 つまり、キレーションなのです。

動脈硬化症にも効果が期待されるキレーション

動脈硬化症への強力な対抗手段となるキレーション

キレーションは冒頭でも述べた通り、合成アミノ酸の一種であるキレート剤(EDTA)を点滴し、体内の有害金属を排出する療法です。
キールとは、ギリシャ語で「カニのはさみ」という意味です。キレーションとは、「カニのはさみでつかみ取る」ことを意味します。

環境汚染などの影響で知らず知らずのうちに体内に蓄積された有害金属をキレート剤は、はさみ込むようにつかまえて、尿と共に体外へ排出します。
それにより・・・

 血流を増加させ動脈硬化症に対抗します。

現代社会では、カロリー豊富な食事や運動不足、そしてストレスなどにより心筋梗塞、脳梗塞などの循環器系の死に至る疾患が増大していますが、その基礎疾患は動脈硬化症です。 
近年増加する生活習慣病への警鐘が鳴らせれ続けています。血管を閉塞する危険性のあるコレステロールの蓄積は、心筋梗塞や脳梗塞の主因とされますが、カルシウム沈着によって硬くなった血管が血管内腔を狭くし血流量は減少させることも、心筋梗塞や脳梗塞の発症確率を高めているのです。
キレーションでこのカルシウムを減少させると、血管内腔を軟化させる効果があるとされ、血管の内径を広げ、血流を増加させる効果があることが確認されています。
また、免疫力を向上させ、酸化を抑え、細胞の老化を予防することも期待できます。
その他にも、上記に述べた有害金属による悪影響の防止・改善、また以下の領域に関しても効果が報告されています。

  • 変形性関節症の改善/
  • 骨粗鬆症の改善/
  • 神経障害、記憶力減退、老人性痴呆予防と改善/
  • 黄斑変性症、緑内障などの眼病

Column 最新医学情報

2013年春、世界的な医学雑誌であるJAMA(米国医学会雑誌)に、そして2013年秋には循環器病の専門誌であるCirculation(米国循環器病学会誌)にキレーション療法の有用性を示す論文が相次いで発表されました。
その内容の第一報は2012年の米国心臓病学会で発表され、大きな反響を呼びました。
この研究(TACT研究)は米国国立衛生研究所の研究費を用いて行われた大規模なもので、その主な内容は下記のとおりです。

(1) 平均55か月の観察期間中に新たな心血管事象が減少
(2) 特に糖尿病患者では新たな心血管事象が41%減少
(3) 糖尿病患者では死亡率が43%減少

これらの結果はキレーション療法の有用性を示すエビデンスとして注目をあび、米国でも話題になっています。
今後、日本においてもキレーション療法への期待が高まり、多くの方が受けるようになることが予想されます。

料金表

サプリメント 1ヶ月 8,000円〜
キレーション 点滴(EDTA) 1回 26,000円

※料金はすべて税別です。

キレーション(デトックス点滴療法)に興味のおありの方、人間ドックなどで好ましい測定値が出なかった方は、当院にお気軽にご相談ください。

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